メイク崩れの原因は皮脂
朝せっかくきれいにメイクしても、
お昼休みに鏡を見るとなんとなく顔全体が脂っぽくなり、
ファンデの色も心なしか黒ずんで見えてしまうことがあります。
メイク崩れは誰にでもあることですが、
外出先や仕事中に何度もお化粧直しをするのは憚られます。
メイク崩れの原因とはいったい何なのでしょうか?
メイク崩れの主な原因は皮脂です。
皮膚が分泌する過剰な脂分がメイクを溶かしてしまうのです。
皮脂は何もしなくても誰でも分泌するものですが、
余分に分泌するといわゆるオイリースキンになってメイク崩れの原因になってしまいます。
では、なぜ皮脂は分泌するのでしょうか?
皮脂は皮膚を保護するために分泌されます。
乾燥すると皮脂は皮膚を守ろうとして活発に皮脂分泌します。
乾燥は皮膚がもっとも嫌がる症状です。
乾燥して皮膚表面がざらざらすると、あらゆるものに過敏に反応し、
洗剤などの化学物質や摩擦などにより皮膚が荒れたり湿疹が出たりします。
このように皮膚が傷みやすくなるのを防止するために皮脂を分泌するのです
乾燥気味の荒れた皮膚に皮脂が余分に分泌されれば、
浮いた脂肪分がメイクを溶かしてしまいます。
クレンジングオイルがメイクの下から湧いてくるようなものなのです。
では、皮膚の乾燥の原因は何なのでしょうか?
冬は気候が乾燥しているので皮膚も乾燥します。
冬にはきちんと冬用の下地をつくってからメイクをしましょう。
下地を作る際に保湿がおろそかになると皮膚が乾燥してしわが目立ってきます。
そこで、皮膚は必死になって乾燥を防ぐために皮脂を分泌します。
この勢いで暖房のある部屋に入れば一気にメイク崩れが始まります。
夏は、外気の湿度も気温も高いので冷房が効いていない場所では、
汗でメイク崩れが起きます。
そして冷房が効いている部屋に入ると
一気に乾燥した冷気にあたることになります。
冷房が効いた部屋に入った瞬間には
皮膚がひきしまりメイク崩れもおさまるのですが、
しばらくすると部屋の乾燥から身を守ろうとして
皮膚は必死で皮脂を分泌して化粧崩れが始まるのです。
夏の下地にも保湿はしっかりしておかないと
冷房に負けてメイク崩れが起きってしまうのです。
メイク崩れ対策
朝の準備はとても忙しいもの。
ほとんどの人が急いでスキンケアをしてメイクをします。
この時にスキンケア化粧品がしっかり肌になじむ前に
メイク用の下地を塗ってしまうとメイク崩れの原因になります。
スキンケアが終わればしっかり掌で
肌を押さえてスキンケア化粧品を肌になじませましょう。
夏なら、その後に保冷材で皮膚を冷やしてからメイク下地を塗ります。
その後ファンデーションを塗りますが、
この時のファンデーションは薄付きのものにします。
厚化粧はメイク崩れの大きな要因です。
ファンデーションの後にパウダーをつける場合にも薄くなじませる程度にします。
冬には冬用の、夏には夏用のスキンケア化粧品を使いましょう。
そして化粧水や乳液をしっかり使いましょう。
化粧水でしっかり保湿して乳液で保湿が蒸発してしまわないようにしっかり押さえます。
これは、夏でも冬でも同じです。
皮膚は、しっかり潤っていれば余分な皮脂分泌はしないのでメイク崩れも少なくなります。