シンプルな容器が好きという人も多いM・A・C
M・A・Cは、年齢や性別、人種を問わず、誰もが利用できる上質なコスメを提供してくれる化粧品メーカーです。
メイクアップアートコスメティックス、「M・A・C」が誕生したのはカナダです。
メイクアップアーチスト、フォトグラファーという二つの肩書を持ったフランク・トスカン、サロンオーナーのフランク・アンジェロが「撮影時、納得できるクオリティのメイク商品が欲しい、その為ハイクオリティのメイク商品を独自で作る」という事で誕生しました。
自宅の「キッチン!」で商品を作り、それをサロンの仲間たち、モデル、写真家などに紹介し作った商品を利用してもらいました。
するとそのうわさがメイクアップアーチストたちから次第にスタイリスト、ファッションエディターにも広がり、1984年、トロントのデパートに店舗を置くという事に発展したのです。
誕生からシンプル、実用的だったM・A・C
化粧品の容器というと化粧品らしいデザインやデコルテが施されているものがほとんどだったのですが、シンプルで実用的な商品を販売したというのもM・A・Cの特徴です。
撮影において大手メイクブランドの取り扱いのほとんどがスキンケア商品だった時代に、M・A・Cのカラー製品は驚きをもって迎えられたのです。
またプロのメイクアップアーチストが店頭で接客するという考えられないアプローチ方法も、女性たちの心をつかみました。
最先端のメイク、スキンケア方法をプロから学ぶことができるのですから、これは嬉しい限りです。
マット系レッド、マドンナが利用したことで一躍爆発的ヒットへ
日本でも長きにわたりその人気を誇っているマドンナ、彼女のファッションやメイク、また生き方までも女性の素敵なお手本となっています。
そのマドンナが当時、いち早くM・A・Cに注目し、その美しく発色のいいPOPなカラーを利用したのです。
マット系レッドリップスティックこの商品をマドンナが利用すると私もマドンナと同じ、「あの色っぽいマット系レッドが欲しい」という女性が殺到します。
後にM・A・Cを着たという事でも大きな話題となり、M・A・Cは一躍世界の舞台に名乗りを上げたのです。
M・A・Cの活動は「人」に向いている
人種、性別、年齢を問わず誰もが対象としているM・A・Cがみているのは「人」です。
その証拠に1994年、HIVが猛威を振るっている中、いち早く慈善活動を行い、エイズと共に生きる男性、女性、子供たち、すべての人に向けてM・A・Cエイズ基金を設立しています。
この基金に、レディ・ガガなどをスポークスパーソンとして4億ドル以上の寄付を行っています。
ファッションやメイクだけではなく、幅広い活動を行っているM・A・Cは、まさしく、人を見つめ続ける企業です。