クレンジングが必要な時
家に帰って外出着を脱ぐと
外出の緊張感から解放されて気分がぐっとほぐれます。
メイクを落とすと、
思わずふーっとため息が出てしまう人は多いのではないでしょうか？
実際に、メイクは肌には大きな負担になることなのですから、
メイクを落としてほっとするのは単に気分の問題ではなく肌が発する声でもあります。
メイクを落とすことをクレンジングといいます。
クレンジングは普通の洗顔料ではできません。
というのも、メイクアップ用のファンデーションやリップクリーム、
アイシャドウ、マスカラなどすべてが肌に密着しやすいような油分を含んでいるからです。
考えてもみてください。
もしメイクが普通の洗顔料でおとせるようなら少しの汗でも簡単にメイク崩れしてしまいます。
汗は多くの皮脂を含んでいて一般の洗顔料は
この汚れた皮脂を洗い流すのですから皮脂汚れと
同時に落ちるようなメイクでは汗をかけば落ちてしまうのです。
クレンジング剤は皮脂よりももっと密着性の
高いメイク用の化粧品を落とさなければならないので
ふつうの洗顔料よりも強い洗浄力を持っています。
メイクをしている時には、
必ずクレンジング剤を使ってメイク落としをしなければ
肌にメイク用化粧品が残ってシミやしわの原因になります。
しかし、メイクをしていないときにはクレンジング剤を使うと
肌に必要な皮脂まで除去してしまって
肌に大切なバリア部分をもそぎ取ってしまうことになります。
肌に大きなダメージを残してしまうのです。
クレンジングの種類
クレンジング剤にはオイルタイプ、ジェルタイプ、
ミルクタイプ、ローションタイプなどがあります。
ローションタイプをコットンにしみこませて製品化したものがクレンジングシートです。
これらのクレンジング剤にはそれぞれ、長所と短所があります。
ミルクタイプやクリームタイプ、水溶性のジェルタイプ、ローションタイプは、
刺激が少なく摩擦によるダメージも少なくて済みますが洗浄力が弱くべたつきが残るのが難点です。
クリームタイプや水溶性ジェルタイプは滑りもいいのでマッサージクリームとしても利用できます。
オイルタイプや油性のジェルタイプは洗浄力が強くべたつきも比較的少ないほうですが、
その分必要な油分もとってしまうのでダメージは大きくなります。
賢いクレンジング
そして低刺激で肌にダメージを与えないタイプのクレンジング剤を使うことです。
ただし、アイメイクなど落ちにくいメイク落としには専用リムーバーを使うことをお勧めします。
洗浄力が強いものはダメージも大きいということを肝に銘じて、
リムーバーを使用した部分には別のケアも必要になることを認識しましょう。
最も賢いクレンジングは、メイク用の化粧品を自然で肌に刺激が少ないものにして、
無駄なメイク、厚化粧をしないことです。